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赤だし[あかだし]
赤だし(あかだし)とは、豆味噌を使った調合味噌で仕立てた味噌汁のこと〔みそ文化誌、P.389〕。 元々は「味噌に鰹節を混ぜて摺り合わせたものを煮立てて、それを漉しただし汁を使ってナメコ汁などに仕立てる」という料理あるいはその手順を言ったものであった〔。八丁味噌などの豆味噌に米味噌を合わせたものを呼ぶ事もあり〔、そこから転じて豆味噌をベースに米味噌、調味料(昆布や鰹節の出汁など)を配合した調合味噌も「赤だし」あるいは「赤だし味噌」と呼び〔カクキュー八丁味噌の歩んだ三百五十年、pp.18 - 19〕、東海地方を主な産地とする。 かつては料亭などの料理人が味噌汁の具などに合わせて調合を変えて作っていたが、1954年(昭和29年)に盛田が調合済み製品の販売を始め〔、カクキューも参入するなどして〔、その後は豆味噌を生産する東海地方の多くの会社から販売されている。一説に豆味噌の味噌汁を「赤だし」と呼びはじめたのは関西の人々であるとされ、田舎味噌に豆味噌を差し入れる「赤差し」から転じたものとする説や、豆みそは溶けにくい為に「赤みそから、うまみをだす」意味で「赤だし」と呼んだという説がある〔。 == 脚注 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「赤だし」の詳細全文を読む
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