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赤江 瀑(あかえ ばく、本名:長谷川 敬〈はせがわ たかし〉〔作家の赤江瀑さんが死去 「オイディプスの刃」など 共同通信 2012年6月18日閲覧〕、1933年4月22日 - 2012年6月8日)は、日本の小説家。主に芸能や工芸の世界を舞台にした、耽美的、伝奇的な作風で、熱烈な支持者を持つ。 『オイディプスの刃』で第1回角川小説賞を受賞、『海峡』『八雲が殺した』で泉鏡花文学賞を受賞している。 == 経歴 == *1933年 山口県下関市で、教員の両親の間に6人兄弟の次男として生まれる。本名:長谷川敬。戦争中は豊浦郡豊東村に疎開。 *1952年 溝口健二に憧れ映画監督を志し、日本大学藝術学部演劇科に入学。在学中は詩の同人誌「詩世紀」に参加。その後「個人的な芸術作業」〔「蜃気楼の国への道」(文藝春秋社編『無名時代の私』文藝春秋 1995年)〕への関心が深まって、映画への意欲が薄れ、1955年に中退する。 *1958年 ラジオドラマの懸賞募集に入賞したことをきっかけに放送作家となり、主にNHK中国管区のラジオ、TVドラマ、ドキュメンタリーなどを手掛ける。 *1968年 明治百年記念懸賞演劇脚本募集(毎日新聞社主催、松竹後援)に「大内殿闇路」(長谷川敬名義)を応募、最終選考13篇に残り「大劇場用演劇制作の力量を備えている」との選評で小説を書く決心をする。 *1970年 「ニジンスキーの手」を『小説現代』に発表し、小説現代新人賞を受賞。以後、中間小説誌などに作品を発表する。 *1972年 山口県芸術文化振興奨励賞を受ける。 *1973年 『罪喰い』で直木賞候補。 *1974年 『オイディプスの刃』で角川小説賞を受賞。 *1975年 『金環食の影飾り』で直木賞候補。 *1983年 『海峡』『八雲が殺した』で泉鏡花文学賞を受賞。 *2012年6月8日、心不全のため山口県下関の自宅で死去〔。。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「赤江瀑」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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