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赤石岳[あかいしだけ]
赤石岳(あかいしだけ)は赤石山脈の長野県と静岡県にまたがる標高3,121 mの山である〔GNSS測量等の点検・補正調査による2014年4月1日の国土地理院『日本の山岳標高一覧-1003山-』における改定値。なお、旧版での標高は3,120m。〕。南アルプス国立公園内にあり、日本百名山及び新日本百名山に選定されている。 == 概要 == 北岳・間ノ岳・悪沢岳に次いで、南アルプスで4番目の高さである。山頂には一等三角点(点名が「赤石岳」)が設置されており〔、一等三角点としては最高所のものとなっている〔一等三角点のある日本一低い山は、蘇鉄山である。〕。山頂直下の南に赤石岳避難小屋があり、約700 m北に小赤石岳のピークがある。 稜線の東側斜面にはいくつかの圏谷が見られ、これは日本国内では最南端の氷河の痕跡である。南西斜面には「ゴーロ帯」と呼ばれる岩石氷河の地形が見られる。山頂付近では線状凹地が見られる。山体は輝緑凝灰岩や火砕岩などから構成される〔。また、小赤石岳から赤石岳山頂にかけては森林限界のハイマツ帯で、多くの高山植物のお花畑が広がっていて、ライチョウの生息地となっている。山域にも分布する赤石山脈が和名の由来である「アカイシリンドウ」〔は、環境省レッドリストの絶滅危惧IB類(EN)の指定を受けている。亜高山帯には、ダケカンバ、シラビソ、トウヒ、ツガなどの原生林が広がる〔。ニホンカモシカ、ツキノワグマ、ニホンジカなどの哺乳類が生息する。静岡県側の周辺の山域は、特種東海製紙の井川社有林となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「赤石岳」の詳細全文を読む
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