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赤窓(あかまど)とは、裏紙式のフィルムを使うカメラについている、コマ数を確認するための窓のことである〔『クラシックカメラ専科』p.189。〕。 == 概要 == 120フィルム、127フィルム、828フィルム、ボルタフィルムなどの裏紙つきフィルムを使うカメラについている。赤色のものが多いので赤窓と呼ばれるが、橙色や暗緑色のものも存在する〔。赤色のものが多いのは、初期の写真フィルムが赤い光に感光しないことを利用し赤が安全色として採用されたためであるが、フィルムは裏紙によって遮光されており、現在の赤い光にも感光するフィルムを赤窓式カメラで使用しても基本的に感光することはない〔。ただし限度もあり、赤窓確認時は直射日光に当てない、赤窓蓋がない機種ではテープ等により必要時以外赤窓を塞いで遮光しておくなどの注意が必要である。 使用するフォーマットにより窓の位置は異なり、複数のフォーマットを切り替えできるカメラでは赤窓も複数存在する。 赤窓は単なるフィルムカウンターではなく、フィルム送り機構の一部となっている。赤窓でフィルムコマ数を表示するカメラはフィルムを1コマ分の送り幅で自動的に巻き上げる自動巻き止め機構がないので、赤窓を見ながらフィルムを巻き上げ、赤窓の中心にコマ番号が来たところで巻上げを手動で停止しなければならない。間違って巻き上げ過ぎても、フィルムをカメラから取り出さない限り巻き戻すことは不可能である。 120フィルムの場合、今日では6×9cm判、6×6cm判、6×4.5cm判用にコマ数が印刷されている。 220フィルムは120フィルムと同じフィルム幅であるが、裏紙がないので、120フィルムを使う赤窓式カメラには使用することはできない。 110フィルムや126フィルムを使用するカメラも背面に裏紙直読窓があるが、これらは無色で赤窓とも呼ばれない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「赤窓」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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