翻訳と辞書
Words near each other
・ 赤色貴族
・ 赤色超巨星
・ 赤色酸化鉛
・ 赤色野鶏
・ 赤色骨髄
・ 赤色髄
・ 赤芍
・ 赤芝ダム
・ 赤芝峡
・ 赤芽柏
赤芽球
・ 赤芽球島
・ 赤芽球減少症
・ 赤芽球症
・ 赤芽球癆
・ 赤芽球癆 
・ 赤芽球腫
・ 赤芽球血症
・ 赤茄子
・ 赤茶ける


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

赤芽球 : ウィキペディア日本語版
赤芽球[せきがきゅう]
赤芽球(せきがきゅう、)とは骨髄中に存在する幼若な血液細胞であり、造血幹細胞から赤血球にいたる分化途中段階の細胞である。成熟して脱核し赤血球になる。赤芽球は健康人では骨髄中にしか存在せず、血液中に赤芽球が現れるのは血液疾患や癌の骨転移、骨折などの時だけである。

== 分化過程 ==
赤血球は造血幹細胞を基にし、次第に分化・成熟して完成する。
その段階は、造血幹細胞、骨髄系幹細胞(骨髄系前駆細胞)、赤血球・巨核球系前駆細胞、前期赤芽球系前駆細胞(BFU-E)、後期赤芽球系前駆細胞(CFU-E)、前赤芽球、好塩基性赤芽球、多染性赤芽球、正染性赤芽球、(網赤血球)、赤血球であるが、前駆細胞は形態的には赤血球系との同定は困難であり、形態学的に通常は前赤芽球がもっとも幼若な赤芽球とみなされ、脱核する前の正染性赤芽球までが赤芽球とされる。
若い細胞ほど細胞分裂能が高いが、多染性赤芽球の段階まで細胞分裂能はある。〔『三輪血液病学 第3版』p120-124〕〔『三輪血液病学 第3版』p242-244〕
正染性赤芽球の段階になると細胞分裂能は失われ、やがて核が抜け落ちて赤血球となる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「赤芽球」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.