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貿易風(ぼうえきふう、、、)は、亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯へ恒常的に吹く東寄りの風のこと。 == 歴史 == は、貿易のために帆船がこの風を利用して海を渡ったことに由来するといわれているが、実際は以下のような意味である。 もともとは「決まった経路を吹く風」という意味であった。中世後半の英語(中英語)において trade〔中世の低ザクセン語である中低ドイツ語 treadからの借用語。〕 は、現在の英語で言う path や track 、つまり、経路や通り道を意味しており、貿易とは無関係の用語であった。この頃の航海者の間では "the wind blows trade" (風は決まった経路を吹く)という言葉が使われていた。 しかし、18世紀になり、大西洋を横断していたイングランドの商船団の間でこの言葉が重要視されるようになると、やがて trade は foreign commerce (外国との商業的取引)と同じ意味を持つようになった。この用法は市民や言語学者の間にも浸透し、現在に至る〔"Trade-Wind", "Oxford English Dictionary" (オックスフォード英語辞典), Second Edition, p.225.〕。 本来の意味からすれば、恒風や恒向風といった訳語が考えられる。また、恒信風、熱帯東風といった別名もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「貿易風」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Trade wind 」があります。 スポンサード リンク
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