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赤部(せきぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では155番目に置かれる(7画の9番目、酉集の9番目)。 「赤」字は赤色を意味する。「大」と「火」を組みあわせた会意文字であり、大火から火の色と引伸して赤色を意味するようになった。また「赤」字には生まれたての嬰児の意味があり、「赤子」といった熟語を作る。また形容詞として何も無いという意味があり、引伸して動詞として殺しつくすこと、滅ぼすことを意味したり、曇りのない純粋な心や忠誠心、裸などむき出しのさまを意味した。その他、仮借義として「斥」に通じてスパイを、「尺」に通じて長さの単位を意味することがあった。 なお赤という色彩を表す字はいくつかあるが、それを深い色から浅い色の順に並べると、「絳」「朱」「赤」「丹」「紅」の順であった〔王力『王力古漢語字典』中華書局、2000年、p.1341〕。しかし、「赤」と「紅」は中古には混同されるようになり、赤色はもっぱら「紅」字で表されるようになって現代に至っている。このため日本語に入ってきた赤色に関する熟語でも先秦・漢代文献に由来するものは「赤」字が使われるが、唐詩など中古文献に由来するものには「紅」字が使われていることが多い。ただし、日本では、これら熟語を別にして、「紅色」(べにいろ・くれないいろ)といった場合、上古の字義である薄い赤でも、中古の字義である赤でもなく、鮮紅色すなわち鮮やかな赤色を指すので注意が必要である。 偏旁の意符としては赤色に関することを示す。このとき左側の偏の位置に置かれ、左右構造を作る。 == 部首の通称 == *日本:あか・あかへん *韓国:(bulgeul jeok bu、あかの赤部) *英米:Radical red 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「赤部」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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