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走性[そうせい] 走性(そうせい、英語:taxis, ''pl.''taxes)は、方向性のある外部刺激に対して生物(または細胞)が反応する生得的な行動である。個体の位置が一定の屈性と異なり、生物が運動性を示し刺激による移動が明らかな場合を走性と言う。 ==例== 例えば、原生動物鞭毛虫類のミドリムシ(ユーグレナ)属は光を当てると光源に向かって移動する。ここでの方向性をもつ刺激は光で、生物の指向性(方向を示すような)運動は光に対してである。この行動は正の走光性(positive phototaxis)である。つまり、光が刺激なので走光性(phototaxis)、刺激源に向かうことから正を付け正の走光性と呼ぶ。光の届きにくい海中、濁った湖中などのプランクトンは、負の重力走性を生命維持には必要と考えられているが、そのような無脊椎動物には感知器官を持っていないので、未知の重力感知器官があると推測される。これは国立遺伝学研究所にて研究が進められている。他にも、刺激に対して反対方向に移動した場合は"負"、刺激源に対して圧・化・地・水・流・電気・温度・接触を組み合わせて走性を表現する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「走性」の詳細全文を読む
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