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超高性能電子計算機プロジェクト : ウィキペディア日本語版 | 超高性能電子計算機プロジェクト[ちょうこうせいのうでんしけいさんき-] 超高性能電子計算機プロジェクト(ちょうこうせいのうでんしけいさんき-)とは、通商産業省が1966年から1972年にかけて行った、国産コンピュータ開発プロジェクト。 == 経緯 == 1964年、IBMがSystem/360を発表したことにより、日本IBMのシェアは1967年には43%にまで達した。これを受け、通商産業省はコンピュータ産業育成策を見直し、これまでにない強い業界指導の姿勢を打ち出した。IBMの比肩しうる超高性能機を開発させるため、通産省工業技術院の大型工業技術研究開発制度(いわゆる大型プロジェクト)の一環として1966年度から5年間に120億円を投入する超高性能電子計算機プロジェクトが開始された(実際に投入されたのは101億円)。 360対抗機種の開発を念頭に置いたプロジェクトであり、工業技術院電機試験所の指導の下で日立製作所が全体を統括し、日本電気、富士通、東芝、三菱電機、沖電気などが集積回路や周辺装置の開発を請け負った。また、オペレーティングシステムの開発にはこのプロジェクトのために新たに設立された日本ソフトウェア株式会社も加わった。 このプロジェクトは途中若干の設計の見直しのために遅延し、1972年8月に試作機を完成させた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「超高性能電子計算機プロジェクト」の詳細全文を読む
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