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趣味判断[しゅみはんだん] 趣味判断(しゅみはんだん)とは哲学用語の一つ。これはイマヌエル・カントによって提唱された言葉であり、判断力批判で解説されていた。これは人間が物事の情緒を味わう際の判断であり、ここで判断される基準というのは自身にとっての趣味であるかという事である。例えば「このバラは美しい」と判断する場合には自身の表象から行われたという事である。ここで行われる判断というのは対象の性質を認識する事によって行われる判断ではないということである。そしてこの趣味判断では美醜を判断する際には快苦を基準として判断されるという事であり、ある物を美しいものと知覚したならばそれは自身にとって快楽をもたらす事となるものであり趣味であるというわけである。逆に醜いと知覚したものならばそれは自身に苦痛をもたらす事となるものになるというわけである。ここでの知覚というのは人間にとって最も単純な事柄でもあるというわけであり、趣味判断というのはこのような単純な形で行われているということである。 == 外部リンク ==
*趣味 | 現代美術用語辞典ver.2.0 *趣味判断と共感と模倣
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「趣味判断」の詳細全文を読む
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