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足取り : ウィキペディア日本語版
足取り[あしとり, あしどり]

足取り(あしとり)とは、相撲決まり手のひとつである。相手の懐に潜り込み、相手の片足を両腕で抱え、体重をかけて仰向けに倒す技。レスリングシングルレッグダイブとほぼ同じになる。
相撲の実戦的な心得の一つに「足が取れたら、相手の太ももをに寝ろ」というのがあり、これを実行すれば足取りになる。1950年代この技を得意とした若葉山が、1954年3月場所初日、大関栃錦を心得通りの足取りで破ったときに決まり手を「波まくら」と紹介されたことがある。また1971年9月場所6日目、関脇貴ノ花は足を取られながらもかいくぐって逆転勝ちを収めたことがあったが、このときの相手大関清國はこの心得を実行できなかったために逆転を許してしまった。1970年代の角界で足取りの代名詞として扱われていた吉の谷の場合、相撲の足取りである「波まくら」ではなくレスリングのシングルレッグダイブの要領で放たれるものであった。
平幕時代の朝青龍が立ち合いでいきなり足を取り、そのまま土俵外に押し出すという取り口を何度か見せたこともある。この時も、決まり手は足取りとされた。
最近では2015年(平成27年)9月場所13日目の幕内取組で、嘉風豊ノ島にこの技で勝利している。
また2011年11月場所終了時点で、序二段の荒行志が5場所連続で足取りによる白星を挙げている。
== 関連項目 ==

* 相撲
* 大相撲の決まり手一覧
* 小股掬い
* 外小股
* 大股


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「足取り」の詳細全文を読む



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