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踏切障害物検知装置[ふみきりしょうがいぶつけんちそうち]
踏切障害物検知装置(ふみきりしょうがいぶつけんちそうち)は、踏切内の支障物(自動車など)を自動的に検知して、その状態を自動的に列車や駅などに通報する保安装置である。略して「障検」(しょうけん)とも呼ばれる。 == 概要 == 踏切内で自動車がエンスト・脱輪などで立ち往生した場合は、直ちに発炎筒や踏切支障報知装置(非常ボタン)を使用して、鉄軌道の係員または警察官に危険を通報すべき事と、道路交通法第33条第3項で規定されている。 一般に、措置して事故を未然に防止した結果として起きた列車の遅延・運休などについては、鉄道事業者は損害賠償請求をしないのが通例である。しかしエンスト・脱輪などを起こした運転者がパニックに陥ったり、損害賠償の懸念により通報をせずに復旧を試みた結果、重大な事故に発展する場合が後を絶たない。 本装置はこのような事故を未然に防止するため、踏切内に障害物が存在する事をセンサーにより検知して、自動的に停止信号を現示したり、特殊信号発光機を作動させて列車の運転士に通報する。このようなシステムのため直前横断が多い踏切では平時でも特殊信号発光機がしばしば明滅することがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「踏切障害物検知装置」の詳細全文を読む
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