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蹄(ひづめ)(英語 : Hoof, 複数形 : Hooves)は哺乳動物が四肢端に持つ角質の器官。爪の一種である。 == 他の爪との違い == 扁爪や鉤爪と比べると厚くて大きく、固い。指先を幅広く被って前に突き出している。この爪を持つものは指も柔軟ではなく、先端の爪で体を支えるようになっていて、指の腹は地面に着かないものも多い。 扁爪が指先の保護器官、鉤爪がひっかけるための器官であるのに対し、蹄は歩行の補助器官として使われる。すなわち、土を蹴るのに使われる器官なのである。これを持つ群では、進化の傾向として蹄のみが地面について体を支え、残りの指やかかとは高く地面から離れる。また指などの簡略化がすすみ、骨数や指数の減少を起こす。その結果として地面を速く走ることに優れるが、指を使った細かい操作などはできなくなっている。 蹄を持つ現生哺乳類は以下の通り。これらをまとめたものとして有蹄類という語もある。 * ゾウ目 (長鼻目) * ジュゴン目 (海牛目) * ウマ目 (奇蹄目) * イワダヌキ目 (岩狸目) * ツチブタ目 (管歯目) * ウシ目 (偶蹄目) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蹄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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