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蹄鉄 : ウィキペディア日本語版
蹄鉄[ていてつ]

蹄鉄(ていてつ)は、や牛といった動物の(ひづめ)に装着される、アルミニウムゴムプラスチック、牛皮、またはそれらを組み合わせたU字型の製具。英語ではホースシュー(horseshoe)と呼ばれる。
== 概要 ==

蹄の損耗を防ぐために用いられる。野生の馬と違って、家畜の馬には、蹄が摩耗する理由があった(詳しくは後述)。そこで、これを避けるために蹄鉄が必要となった。
蹄鉄が西洋に現れるのは、4世紀にギリシア人によってもたらされてからであった。様々な品種の馬、および様々な用途のために改良が進められ、材料も色々なものが使われることとなった。一般的な材料としては、鉄のほか、競馬では軽量なアルミニウム及びプラスチックが用いられており、特殊な場合にはマグネシウムチタンあるいはが使われることもある。
初期の蹄鉄には滑り止めとしてカルキンス(calkins)と呼ばれる出っ張りがあった。これは今でもチームペニング(team penning)といった競技用馬に用いられている。
なお、西洋(の一部)では、魔除けとされたり、家のドアや部屋に飾ると幸運をもたらすと信じられている。また、この形を馬蹄形といい、形を表現する語として使われる。代表例として、馬蹄磁石米国ペンシルベニア州の著名な鉄道史跡ホースシューカーブ」がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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