|
軀(むくろ)は、漫画及びそれを原作としたアニメと映画『幽☆遊☆白書』に登場する架空の人物。アニメでは高山みなみが声優を担当する(96話のみ折笠愛が担当)。 == 人物 == 原作漫画のラスト20話で初登場したキャラクターで、初登場時は性別が不明であったが、後に女性であることが判明している。作者のお気に入りのキャラクターの一人で、作者は彼女の昔時代をもっと詳しく描きたかったと述べる〔冨樫義博『幽遊白書終了記念 ヨシりんでポン!』 同人誌、1994年。〕。モデルは『風の谷のナウシカ』に登場するクシャナ〔。その為か、アニメでは担当声優はジブリ作品で主演を務めた高山であったり、飛影との移動シーンで王蟲を意識した移動要塞が登場している。 名前の由来は、死体を意味する「むくろ」から。魔界に強大な国家を形勢していた三大妖怪の一人。彼女の配下にあった軍事力は、雑兵ですらA級妖怪で構成されているなど三大妖怪の軍事力の中で最も強大であり、彼女はその中から厳選された77人の戦士を直属の側近としていた。浦飯幽助の先祖・雷禅、蔵馬の古い盗賊仲間・黄泉と肩を並べ、500年以上にわたって互いに睨み合いを続けていた。しかし、雷禅の死期が近付くことにより、黄泉と全面戦争になることを見越し、戦力増強目的で飛影を部下としてスカウトした。飛影が人生の大半をかけて探していた氷泪石の持ち主でもある。 底の見えない威圧感を持ち、相手の心の内を全て見透かしたような言動が多い。その余りの強さゆえに、ほとんどの妖怪たちは彼女との接触を極力避けているため、作中で彼女が実際に戦っているシーンは少ない。黄泉軍が示したデータによると、妖力値と守備力と特殊能力は三大妖怪の中で最も高いが、体力と攻撃力は最も低い。しかし、彼女の部下の説明によると、彼女の能力は精神状態に左右されやすく、魔界統一トーナメントのような和やかな大会では本来の実力の半分程度しか発揮できないという。 そのためか、魔界統一トーナメントの準決勝戦では雷禅の昔の仲間であった煙鬼に敗れたが、本気でキレた時の攻撃力は凄まじく、この本来の実力を魔界統一トーナメントで発揮できれば楽に優勝できたとも評されている。ちなみにこのトーナメントの予選では、他の出場選手たちが彼女の強さに恐れをなして全員棄権したため、不戦勝の形で自動的に彼女の本選進出が決まっていた。 黄泉の諜報員が測定した戦力データ:TP(妖力値)1,575,000、HP(体力)351,000、OP(攻撃力)231,000、DP(守備力)423,000、SP(特殊能力)570,000。アニメ版では、右手で空間を切断できる能力を発揮していた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「躯」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|