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軌道敷(きどうしき)とは道路上において路面電車が通行するのに必要な部分(併用軌道)のことである。 敷石や線で示されている。その他の場合にはレールの幅に左右それぞれ610mm〔軌道建設規程 第十一条「併用軌道ニ於テハ軌条間ノ全部及左右各六百十粍ハ其ノ軌道ヲ敷設スル道路ノ路面ト同一構造トシ軌条面ト道路面ト高低ナカラシムヘシ」〕を加えた部分を軌道敷とする。 == 軌道敷内の通行禁止と例外 == 道路交通法第二一条 *車両(トロリーバスを除く。以下この条及び次条第1項において同じ)は左折し、右折し、横断し、若しくは転回するため軌道敷を横切る場合又は危険防止のためやむを得ない場合を除き、軌道敷を通行してはならない。 *2 車両は次の各号に掲げる場合においては、前項の規定にかかわらず、軌道敷内を通行することができる。この場合において、車両は路面電車の通行を妨げてはならない。 *一、当該道路の左側部分から軌道敷を除いた部分の幅員が当該車両の通行のため十分なものでないとき。 *二、当該車両が、道路の損壊、道路工事その他の障害のため当該道路の左側部分から軌道敷を除いた部分を通行することができないとき。 *三、「軌道敷内通行可」の道路標識等により軌道敷内を通行することができることとされている自動車が通行するとき。 *3 軌道敷内を通行する車両は後方から路面電車が接近してきたときは、当該路面電車の正常な運行に支障を及ぼさないように、すみやかに軌道敷外に出るか又は当該路面電車から必要な距離を保つようにしなければならない。 路面電車は一般の自動車よりも停止距離が長いため危険があった時に急停止するのが難しく、レール上を走行するため、障害物があっても避けることができないことや、レール上はすべりやすいので停止距離が長くなる。車が通行することでレールが痛むなどの理由により、原則として軌道敷内の通行を禁止している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「軌道敷」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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