|
軍事参議院(ぐんじさんぎいん)とは、大日本帝国において、帷握の下に在って重要軍務につき天皇の諮詢に応じる国家機関である。1903年(明治36年)に設置され、1945年(昭和20年)に廃止された。 軍事参議院は、天皇の諮詢を待って、参議会を開き、意見を上奏するものとされて、独自に活動することを禁じられた。なお、陸海軍互に相関繋しない事項については陸軍または海軍のみの参議官を以って参議会を開くことが認められていた。 == 構成 == 軍事参議院は次の軍事参議官をもって構成される。 ;議長 :軍事参議官中、高級古参の者を以てこれに充てるものとされた。緊急の事件については議長は院議を経ないで諮詢に対えることができる。 ;軍事参議官 :元帥、陸軍大臣、海軍大臣、参謀総長、軍令部総長及び特に軍事参議官に親補された陸海軍将官。特に親補された軍事参議官には副官として佐尉官1人が付された。 ;幹事長 :侍従武官長又は他の将官を以てこれに充て、軍事参議会の庶務を整理させた。 ;幹事 :侍従武官中陸海軍佐官各1人を以てこれに充て、幹事長の職務を補助させる。 その他、必要ある場合においては重要の職に在る将官を以って臨時参議官に補して参議会に列させる。ただし、その関係する議事が終ったときはただちに解職されたものとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「軍事参議院」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Supreme War Council (Japan) 」があります。 スポンサード リンク
|