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軍師[ぐんし] 軍師(ぐんし)は、軍中において、軍を指揮する君主や将軍の戦略指揮を助ける職務を務める者のことである。このような職務を務める者は東アジアにおいては古代から軍中にみられたが、ヨーロッパでは近代的な軍制において参謀制度が確立するまで制度としては存在しなかった。 知将、策士などとも言われる。 == 留意すべき点 ==
軍師は、西欧の軍制度における参謀などと異なり、軍司令官的な存在とも対等、ないしやや上位の関係にあり、賓客(要人)、顧問的な立場であった。時として君主の師匠扱いもされ、君主より上位の存在の場合すらあった。 しかしながらこうした軍師像は、師匠は弟子よりも上位とする儒教道徳的な考え方、実際に軍司令官的存在に対し、上位の立場で軍事にのみ助言する軍師という存在は『三国志演義』・『水滸伝』、あるいは日本の戦国時代を基に作られた軍記物などの創作(フィクション)の世界によって創作された部分が大きい。軍師の代表例とも言える諸葛亮(諸葛孔明)であっても政治・軍事の枠を超えて蜀のほとんどの分野に関わった人物であった。つまり軍政両面に権限を持った人物が、軍事に専従する人物よりも上位にあった、というほうが実情に近い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「軍師」の詳細全文を読む
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