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軍用銃 : ウィキペディア日本語版
銃[じゅう, つつ]

(じゅう)とは筒状の銃身から弾を発射する道具(武装)であり、より小型の物を指す。
一般に火薬の燃焼ガスの圧力で、金属製(主に鉛)の銃弾を発射する。また、金属・非金属製の銛を射出する水中での限定使用目的の水中銃という物がある。
最近では非実体弾(固体で構成される弾体の代わりに液体荷電粒子等の非定型の物体を弾体とするもの)を射出する銃が軍事目的・警察目的や護身目的で使用され始めている(レーザーガンスタンガン〔ただし構造上電極を射出するものがあり、この場合の弾体は実体弾である。〕、放水銃等)。
SFの作品等では、荷電粒子や電磁波等のエネルギーを射出する携行武装に銃(ガン)の名前を冠する物が多い(リニアガンレーザーガンビームガンショックガンその他)。
==概要==
銃とは、火薬や様々な気体の圧力を用いて、弾丸と呼ばれる小型の飛翔体を高速で発射する武器の総称。弾丸の運動エネルギーによって対象を破壊することを目的としており、狩猟戦闘に用いられるほか、美術価値を持つものもある。特に大型の物はと呼ばれ区別される。拳銃小銃機関銃などの種類がある。
火薬を用いるものは小型火器に分類され、火器以外の銃としては空気銃が代表的である。空気銃は狩猟や兵士・警官の訓練にも用いられ、これに関連した遊戯銃としてエアソフトガンがある。また、何らかの物体を高速で射出する装置を銃として形容することもあり、電子銃〔なお、電子銃とはいっても工業的用語と軍事用語の二種類あり、通常は工業的にはブラウン管の電子ビーム発生部(発振器部)の事を指す。ブラウン管の実質の衰退に伴い、一般的な知名度が低くなっている用語でもある。〕やネイルガン、また手持ち火器に類似した形状の高低速の射出工具に銃(ガン)の名を準えて命名した物があり模型や手芸の分野で用いられるグルーガン等がこれにあたる〔逆にグリースガンという別名を持つ銃器がある。これは元来は工具の名称であった。〕。
一般には、口径が20ミリ未満のものを銃と呼び、20ミリ以上のものをとして分類するが、この基準は運用組織によって異なる場合がある。例えばアメリカ軍および自衛隊では口径20ミリ以上、海上保安庁では同30ミリ以上を砲と呼んでいるが、旧陸軍では明治40年6月以降は口径11ミリを超えるものを砲、昭和11年1月以降はこの区分を廃止して銃か砲かは制式制定毎に決定、旧海軍では40ミリ以上の口径を砲と呼んだ
「銃」という漢字は元来、の峰部分に設けられた柄を差し込むための穴を表し、転じて主に金属製の筒から弾丸を発射する武器を表すようになった。また現代中国語では、「槍」の字を用いる。
狭義では、一人で持ち運びができる銃のことを「銃器」と称することもある。
水中でを射出する武装を水中銃というが、こちらの弾体は通常一般に称する弾丸と比較して巨大な物となる。
最近では非実体弾を射出する各種の武装・装備を銃と呼称する事も増えている(光線銃等)。その為に、前述の銃定義は広義では当てはまらない事も多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「銃」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Firearm 」があります。



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