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軍事費(ぐんじひ、)とは、軍隊や時には準軍事組織を含む国や地方単位での、将兵に払う人件費、安全保障に関わる資材の新規調達経費や維持経費、それらを使って訓練し運用する経費、軍事政策や軍事作戦に関する各種の費用の総計である。 日本では、戦争はせずまた自衛隊は軍隊ではないという建前から、自衛隊用語により「防衛費」と呼ばれる。 == 概説 == 軍事費というのは、ある国家から見て、戦争が起きていない時(=平時)においては、軍の維持費という性格を持ち、戦時においては戦費という性格を持っている。 軍事費というのは、狭義には、陸軍・海軍・空軍の人件費(給料、採用の費用 等)、装備の維持や拡張などのための経費を指す。つまり狭義には、おおむね陸・海・空各軍の所管経費を合算したものとして計算される。 だが、国ごとに予算上の分類方法は異なっており、軍人恩給費や軍備拡張の財源確保のために発行する公債の元利償還の費用(=利子の支払い)なども含んでいる場合があり、広義にはそれらも軍事費に含むことがある。 したがって、一言で「軍事費」と言っても、国ごとに指す内容がいくらか異なっていることがある。よって、比較をする場合などは、若干の補正をしたほうがよい場合がある。 軍事費の内訳としては一般に、人件費関係が最も大きな比率を占める。 軍事費の出所は基本的に、ひとりひとりの国民が払っている税金である。他にも戦争が迫っている時などに政府が必要に迫られて発行する公債によって調達するお金(借金)も加わる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「軍事費」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Military budget 」があります。 スポンサード リンク
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