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庇[ひさし]
庇(廂、ひさし)は、家屋の開口部(窓、出入口)の上に取り付けられる日除けや雨除け用の小型の屋根のこと。日本建築では、主にろく庇と腕木庇の2つが造られている。''家の作りやうは、夏をもってむねとすべし''―と吉田兼好が『徒然草』に記しているように、かつては高温多湿の夏を凌ぐために、柱構造の開放的な空間を作り出し風通しを良く、深い軒で日差しを遮り、風向きや日照を調整していた。〔大人のおしゃれ手帖 August 2015 ,p96 ~昔ながらの暮らしに学ぶ~「夏に強い」家作り〕 == ろく庇 == 簡単に作ることができ、主にモルタル壁やサイディング張の建物に見られる。持出し板と呼ばれる上辺に勾配をつけて加工した板を数枚と鼻隠を梯子型に組み、取り付ける位置に釘やビスで固定する。屋根部分に野地板を張り、建築板金を葺く。軒裏に軒天井板を張る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「庇」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hisashi (architecture) 」があります。
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