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転落防止幌[てんらくぼうしほろ]
転落防止幌(てんらくぼうしほろ)とは、鉄道車両の連結部分の車体外側面に合わせて付けられている、プラットホーム上の旅客が線路上に転落するのを防止するための部品である。 == 概要 == 倒れこむ旅客がこの部品より向こう側に落ちてしまうのを防ぐことを目的に、鉄道車両の連結面に装着して用いられる。鉄道事業者によっては様々なデザイン・構造のものが存在するが、車体塗装に合わせている事もある。また、急カーブのある路線(例:西武鉄道、京王電鉄、近畿日本鉄道、南海電気鉄道など)では、前後の車両の両方に一体型のものを取り付けると急カーブで干渉する可能性があるため、上下2個に分割した物を前後の車両間で上下互い違いに噛み合わさるように取り付けている例もある。 新製時から取り付けられている場合と、改造や更新工事によって後から取り付けられる場合があり、いずれも取り付ける車両が増えている。 京浜急行電鉄や京成電鉄、新京成電鉄、北総鉄道の一部の車両では、一見して一般型の形態となってはいるものの、検修の際に折り畳めることの可能な構造となっている転落防止幌も採用されている。ただし、京浜急行電鉄では後に折り畳み式の転落防止幌の採用を取りやめ、一般型のものの採用に変更しているため、現在では一般型タイプの折り畳み式を採用しているのは京成電鉄、新京成電鉄、北総鉄道のみとなっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「転落防止幌」の詳細全文を読む
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