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神経繊維[しんけいせんい]
神経繊維(しんけいせんい、神経線維とも、)は、神経細胞の細胞体から延びる細長い突起で、実体は神経細胞の軸索(神経突起)である。あるいは、軸索と樹状突起を併せた総称。いずれにせよ、「神経線維」と言ったときは神経細胞の一部位というよりは、よりマクロ的な捉え方をしているものである。神経線維は活動電位の伝導に加え、神経終末と細胞体との間の物質交換に役立っている。肉眼的に見える「神経」は、神経線維の束(神経線維束)とその周囲の結合組織からなる。
== 分類 == 末梢神経の神経繊維は髄鞘の有無(有髄神経繊維、無髄神経繊維と呼ぶ)、直径、伝導速度等で分類される。下表で判る通り、有髄神経繊維と無髄神経繊維では有髄神経繊維が、同じ種類の神経繊維間では直径が大きい方が伝導速度が速い。前者は跳躍伝導、後者は電気緊張電位の広がりの違いによる。一般に、骨格筋運動と付随する固有感覚、部位のはっきりした皮膚感覚は伝導速度の速い神経繊維を、交感神経活動や鈍痛などは伝導速度の遅い神経繊維を利用して伝えられる。 感覚神経(求心性神経)では次の分類が用いられることもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神経繊維」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Axon 」があります。
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