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軽石 : ウィキペディア日本語版
軽石[かるいし]

軽石(かるいし、pumice、パミス)とは、火山砕屑物の一種で、塊状で多孔質のもののうち淡色のもの。浮石(ふせき)あるいは浮岩(ふがん)ともいう。
黒っぽく多孔質のものはスコリアという。
軽石は浮石などの別名が示すとおり、多孔質のため、水に浮く物が多い。海岸近くの火山や海底火山の噴出物として排出された場合、遠くの海岸まで流れ着く事が多い。この為、火山噴火の有った時から暫くの間、石浜海岸に於いて、時折、軽石を採取できる事もある。
== 火山学上の軽石 ==
主に流紋岩質~安山岩質のマグマ噴火の際に地下深部から上昇し、減圧することによってマグマに溶解していたなどの揮発成分が発泡したため多孔質となったもの。発泡の程度はさまざまで、発泡の悪い(孔の少ない)ものは火山弾火山礫に移化し明確な区別は決められていない。発泡しすぎて粉砕されると火山灰となる。
軽石の色は全体としては白色・灰色・黄色などの淡色で、無色~黒色の鉱物結晶を含むことがある。これはマグマが発泡する前に既に結晶となっていたものである。結晶以外の部分はガラス質で、固まる前に泡が引き伸ばされて周囲のガラスが繊維状になっていることもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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