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輪鵬和久 : ウィキペディア日本語版
輪鵬和久[りんほう かずひさ]
輪鵬 和久(りんほう かずひさ、1960年1月22日 - )は福岡県大川市出身、花籠部屋(入門後に放駒部屋に移籍)の元大相撲力士である。本名志岐 和久。身長178cm、体重195kg。最高位は西十両11枚目。
== 来歴 ==
高校時代は柔道をやっており、九州高校柔道大会3位に入った。多くの相撲部屋の勧誘を受けた末、花籠部屋に入門。1977年3月場所で初土俵。初土俵から1982年3月場所までは郷土の玄界灘と横綱・大鵬幸喜に因んだ玄界鵬の四股名を名乗っていた。その体格から入門直後から期待され、順調に番付を上げていった。輪島と共にランニングを行って調整していたことで知られ、その様子を収めた写真も現存している。〔元・十両力士「玄海鵬」大相撲甚句に登場‼ 北脇貴士の大相撲甚句 2013年9月5日(木)〕初土俵から約1年後の1978年5月場所で早くも幕下に昇進した。その後、幕下生活が長かったが、1983年5月場所で十両に昇進した。途中、現役末期に付き人を行っていた縁から「俺みたいに強くなれるぞ」と輪島から期待を込められ、1982年5月場所より輪鵬の四股名を与えられた。しかしその願いとは裏腹に十両の座は1場所で明け渡し、結局この場所が最初で最後の十両在位となった。その後、部屋付きの放駒から「花籠さんはその内また問題起こす〔1982年4月に12代花籠の妻が自殺未遂を起こし、さらに1985年11月場所に花籠本人がいわゆる「花籠事件」を引き起こし、同年12月に実質破門される形で廃業した。〕から、四股名変えた方がいいよ」と勧められ、1984年5月は暫定的に本名を名乗って土俵に上がり、翌7月場所からは最初の四股名である玄界鵬に戻した。1986年9月場所限りで廃業した。
その後一度帰郷して家業手伝いを経て、石川県金沢市で相撲茶屋『玄海』を開店。料理と共に大相撲時代の記念品が揃えられており、主に元横綱・大乃国の明荷や三つ揃えの化粧廻しなどが確認される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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