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辰巳四郎[たつみ しろう]
辰巳 四郎(たつみ しろう、1938年3月24日 - 2003年11月5日)は、日本のイラストレーター、ブックデザイナー。イラスト、ポスター、本の装丁、舞台美術など幅広く活動。イラストレーターの辰巳(藤森)玲子は娘、歌手の椎名林檎は姪。 == 人物・作風 == 早稲田大学法学部卒業後、武蔵野美術大学に学んだ異色の経歴の持ち主。ペン、鉛筆、筆、エアーブラシ等、あらゆる素材を使いこなし、ヒヤリとした空気を出しながらも見る者を引きつける抽象画、緻密でありながら大胆で強いエネルギーを持つリアルイラストレーション、そして装丁では多重露光を使い、写真とイラストをフィルムの上で合成するなど、常に新しい表現に挑戦しながら多種多様な多くの作品を世の中に発表した。 電通社員時代から優れたブックデザイナーとして知られ、独立後はフリーのイラストレーターとして広告、エディトリアルなど数多くのイラストレーションを手掛け、晩年はデザイナーとして小説のブックカバーや装幀・装画の分野でも第一人者となった。特に講談社ノベルスをはじめとするミステリー小説においての功績は大きい。綾辻行人の『十角館の殺人』から始まった新本格ミステリ小説や京極夏彦・森博嗣らメフィスト賞受賞者の作品の装幀を一手に引き受けてそのビジュアルイメージを決定付け、90年代のミステリー小説ブームは氏のデザイン抜きでは語れないと言われるほどであった。〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「辰巳四郎」の詳細全文を読む
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