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辰鼓楼[しんころう]
辰鼓楼(しんころう)は、兵庫県豊岡市出石の出石総合支所敷地(旧出石町役場、旧弘道小学校敷地)にある明治時代初期の時計台。豊岡市出石伝統的建造物群保存地区を代表する建造物である。 ==辰鼓楼のなりたち== 楼閣本体は1871年(明治4年)完成。辰の刻(7時から9時)の城主登城を知らせる太鼓を叩く楼閣であった。旧藩医の蘭方医、池口忠恕が大病を患った際、多くの人々が病気快癒の願掛けをした。忠恕は回復後、病気中出石の人々に多大な精神的支援を受けた感謝の意思を形にしたいとして、時計技師2名を招くとともにオランダ製の機械式大時計を取り寄せ寄贈した。これによって1881年(明治14年)より現在の姿の時計台となった。以後、弘道小学校では機械式時計の錘(おもり)を掛け替えるのが児童の大事な役割となった。現在は時計本体は入れ替えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「辰鼓楼」の詳細全文を読む
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