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農本主義[のうほんしゅぎ]
農本主義(のうほんしゅぎ)は、第二次世界大戦前の日本において、立国の基礎を農業におくことを主張した思想もしくは運動である。英語では''peasantism''(農民主義)。 ==概要== 農本主義の思想は「農は国の本(基)」(のうはくにのもと)という短句により表現される。近世(江戸時代)において幕藩体制維持のため農業・農民の重視・保護を主張した農本思想は、その前史として位置づけることができるが、明治維新以降、産業革命すなわち工業化の結果、農村社会の解体が進むと、これに対抗して農業・農村社会の維持存続をめざす農本主義が成立した。したがって農本主義は近代特有の歴史的条件のもとで初めて成立した、きわめて近代的性格をもつ思想・運動と見なすことができ、前近代の封建社会において発生した農本思想とは、厳密には異なる。農本主義の歴史は、第一次世界大戦(もしくは1920年代末期の農村恐慌)を境に、大きく2つの時期に分けることができる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「農本主義」の詳細全文を読む
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