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大脳辺縁系[だいのうへんえんけい]
大脳辺縁系(だいのうへんえんけい、)は人間の脳で情動の表出、意欲、そして記憶や自律神経活動に関与している複数の構造物の総称である。limbicの語源のラテン語である''limbus''は、edge すなわち「辺縁」の意である。 == 歴史的経緯 == フランスの内科医であるブローカ(Paul Broca)は1878年に脳梁を取り囲む帯状回と海馬傍回をまとめて大脳辺縁葉"le grande lobe limbique"と呼称した。辺縁系という術語は1952年マクレーン(Paul D.MacLean)〔1949, 1970〕により導入された。これは辺縁葉と皮質下や中脳の核をくみあわせている。大脳辺縁系という概念はその後もNauta、Heimerなどによって拡張されている。辺縁系の範囲に関しては研究者によっても異なるが、大脳のうち系統発生的に古い原皮質(旧皮質)や古皮質とこれらと密接な関係がある扁桃体、中隔核、視床下部、視床前核、海馬を合わせて示すことが多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大脳辺縁系」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Limbic system 」があります。
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