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辻仁成 : ウィキペディア日本語版
辻仁成[つじ ひとなり]

辻 仁成(つじ ひとなり/つじ じんせい、1959年10月4日 - )は、日本作家ミュージシャン映画監督演出家。所属事務所タイタン。「仁成」は、本名は「ひとなり」、作家活動では「ひとなり」、歌手・映画監督の場合は「じんせい」と読む。バンド『ZAMZA』での活動時は「Zinc White」もしくは単に「Zinc」と称する。童話作家の東君平の英子夫人と辻の母親が従姉妹同士。女優の南果歩と再婚、一児を授かるが、後に離婚。2002年に女優の中山美穂と3度目の結婚をしたが2014年7月8日に離婚が成立した。フランス・パリを拠点に創作活動を続けている。函館観光大使でもある〔映画「ACACIA」監督インタビュー より〕。
==略歴==
東京都南多摩郡日野町(現日野市)に生まれる。少年期は父親の仕事の都合で福岡市帯広市函館市と各地を転々とした。北海道函館西高等学校卒業し、成城大学経済学部に進学するも中退。1985年ロックバンドの「ECHOES(エコーズ)」のボーカリストとしてデビューする。1991年、5月東京・日比谷野外音楽堂でのライブを最後に、10年に及ぶバンド活動にピリオドを打ちECHOES解散。その後、ソロ活動へ。
1989年、『ピアニシモ』で第13回すばる文学賞を受賞し作家デビュー。1991年、本格的に作家としての活動を始める。1994年、『母なる凪と父なる時化』で芥川賞候補、『ミラクル』が青少年読書感想文課題図書になる。1996年、『アンチノイズ』が三島由紀夫賞候補に。1997年、『海峡の光』で第116回芥川賞を受賞(柳美里『家族シネマ』と同時受賞)。同年に函館市栄誉賞受賞。
1999年、『白仏』の仏語翻訳版 ''Le Bouddha blanc''(仏語翻訳者:Corinne Atlan)でフランスの五大文学賞の一つであるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『白仏』は祖父、今村豊をモデルとした作品。2003年、渡仏。拠点をフランスに置き、創作活動を続けている。2007年より京都造形芸術大学芸術表現・アートプロデュース学科クリエイティブ・ライティングコース教授。2011年より塾長を務める人間塾開講。2013年9月1日木下グループ キノシタ・マネージメントのマルチメディア開発部 エグゼクティブプロデューサーに就任。
2009年3月23日にはHEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMPに新バンド、ZAMZA N'BANSHEE(現・ZAMZA)で出演し、約20年ぶりにテレビで『ZOO』を披露した。
2014年、前述した中山美穂との離婚の騒動を問題視され、当時所属していたレーベルから「ライブツアーの中止」を求められるも、それを不服として「自腹でのツアー」を決行〔離婚発表の辻仁成が独占告白「中山美穂に恨み事なし」「ツアー中止騒動はショックだった」 - 東京スポーツ・2014年7月10日〕。そのツアーに運営窓口として協力したタイタンに同年9月より正式に移籍した〔辻仁成が9月よりタイタン正式に所属 光代社長が発表 - ORICON STYLE・2014年10月16日〕。
瀬戸内寂聴江國香織千住博、建築家の坂茂と交友が深い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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