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辻仁成のオールナイトニッポン : ウィキペディア日本語版
辻仁成のオールナイトニッポン[つじじんせいのおーるないとにっぽん]

辻仁成のオールナイトニッポン』(つじじんせいのオールナイトニッポン)は、ニッポン放送深夜番組オールナイトニッポンの月曜2部(毎週月曜日深夜27:00~29:00)で放送されていたラジオ番組
パーソナリティはECHOESのボーカルで、現在は小説家としても活躍する辻仁成
==概要==
放送期間は1987年10月5日から1989年10月2日まで。大きな特徴としては、特にこれといったコーナーは設けられておらず、リスナーからのカード(本番組では「はがき」ではなく「カード」と言っていた)に対し、辻は「この曲の登場です!」と言って曲で返す、というリスナーとのコミュニケーションの方法を取っていたもの。これは辻自身がミュージシャンである事から、自分としてはトークではなく曲でメッセージを送る、という考えから。そのカードの内容も、自分の身の周りの出来事、疑問、悩みなどが切々と綴られ、真剣に辻に伝えようとする姿勢が現れている物が多く、その書き出しも「Dear仁成」「ハロー、仁成」など気軽なものが多かった。週に500通は来ていたというカードに辻は全て目を通して選曲、この作業に7時間ほどかかったことも有ったという〔月刊ラジオパラダイス 1988年7月号特集『これが史上最強のオールナイトニッポン2部だ!』(30~31ページ)〕。
番組を構成しているのはリスナーのカードとそれをつなげる辻である、と言う考えから放送作家は特に居なかった〔。
オンエアされる曲はECHOESの曲以外では洋楽がほとんどで、毎週30曲ほどがかかっていた〔月刊ラジオパラダイス 1988年3月号特集『出てこい! 日本のスーパーDJ』(34~35ページ)〕。
一方で「J's Bar」という、ゲストを迎えてのトーク中心の企画を2時間全篇に亘って行ったことがあり、この時は通常の番組構成を全面的に変更して放送していた。その1回目は上柳昌彦、2回目は佐野元春(1989年6月12日深夜)を迎え、2回目の時は当時ニッポン放送で一番広かったスタジオ「銀河スタジオ」から放送を行った。
1997年2月21日金曜日深夜1:00(25:00)で一夜限りの復活放送が行われた。この日は『海峡の光』で芥川賞を受賞した直後であったため『芥川賞受賞記念』という形で、『海峡の光』の朗読や、サンプラザ中野をゲストに迎えるなどトーク中心での放送となり、本編の放送とはまた趣の違った放送となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「辻仁成のオールナイトニッポン」の詳細全文を読む



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