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奈良線(ならせん)は、大阪府東大阪市の布施駅と奈良県奈良市の近鉄奈良駅とを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線である。 一般的には難波線と大阪線大阪上本町駅 - 布施駅間を含めた大阪難波駅から近鉄奈良駅を結ぶ運転系統の呼称として使われている。以下、特記のない限り運転系統としての奈良線(大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間)について記述する。 駅ナンバリング等で使われる路線記号はA〔 - 近畿日本鉄道、2015年8月19日〕。2015年9月から順次案内などに導入された。 == 概要 == 1914年に開業した近鉄の直系母体である大阪電気軌道の創業路線である。 生駒山地を新生駒トンネル (3,494m) で貫き、大阪市と奈良市を最短ルートで結んでいる。開業以来、大阪上本町駅(旧上本町駅)を始発駅としてきたが、難波線が1970年に開業してからは、奈良線の実質的な起点は大阪難波駅(旧近鉄難波駅)に移った。大阪線の大阪上本町駅 - 布施駅間は方向別複々線となっており、奈良線・大阪線の列車が並走する。 阪神電気鉄道の西大阪線が大阪難波駅まで延伸され、阪神なんば線として開業した2009年3月20日から、大阪難波駅を介して神戸三宮駅 - 近鉄奈良駅間で相互直通運転を行っており、両駅間を最短70分台で結んでいる〔 - 阪神電気鉄道プレスリリース 2008年8月29日〕。 1977年に大阪難波駅から八戸ノ里駅東方の府道大阪中央環状線付近までの立体交差化が完成しているが、2003年から八戸ノ里駅 - 瓢箪山駅間の連続立体交差事業が着手され、2010年5月30日に下り線が完成し〔〔、2014年9月21日に上り線も完成した〔近鉄奈良線連続立体交差事業 - 東大阪市、2014年5月17日閲覧〕〔 - 近畿日本鉄道、2014年5月16日〕。これにより新たに若江岩田駅・河内花園駅・東花園駅が高架駅となった。 また、文化庁による平城宮跡の整備事業計画には宮内を横断している奈良県道104号谷田奈良線および近鉄奈良線の移設が盛り込まれており、将来的には大和西大寺駅周辺を含め、地下化もしくは移設される可能性がある。 全線で、スルッとKANSAI対応カードおよびPiTaPa・ICOCA・SuicaなどのICカードが全国相互利用サービスにより利用可能である。またJスルーカードが各駅の自動券売機で乗車券に引き換えることで利用できる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近鉄奈良線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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