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送粉シンドローム[そうふんしんどろーむ]
送粉シンドローム(そうふんシンドローム、英語:pollination syndrome)は、受粉(送粉)様式に合わせて特化した花の特徴(形質群)である。一般的には動物媒花の送粉者の種類ごとに分類するが、風媒花・水媒花にも特有の送粉シンドロームがある〔福原達人「動物媒花:××媒花 」『植物形態学』〕。それらの形質には、花の形・大きさ・色、受粉媒介行動への報酬(花蜜または花粉・それらの量や成分)および受粉時期などがある。例えば、筒状の赤い花と多量の蜜は鳥を引きつけ、異臭を放つ花はハエを引きつける〔米国農務省森林局 Pollinator Syndromes 〕。 これらの送粉シンドロームは、類似した選択圧に対応した収斂進化の結果であり、送粉者と植物の共進化の産物である〔中山剛 「動物媒 」''BotanyWEB''〕。 == 風媒と水媒の送粉シンドローム == 非生物的な花粉媒介が起きる風媒花と水媒花は、送粉者を引き寄せることはないが、それぞれの受粉様式で共通した送粉シンドロームを持つ。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「送粉シンドローム」の詳細全文を読む
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