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通俗教育昆虫館 : ウィキペディア日本語版
木馬館[もくばかん]

木馬館(もくばかん)は、東京市台東区浅草に存在する大衆演劇劇場である。明治期から続く歴史がある。木馬館の1階部分が後に「木馬亭」と呼ばれ、浪曲の定席となる。
==来歴==

=== 昆虫館 ===

1907年明治40年)、昆虫学者名和靖日露戦争の勝利記念に昆虫館を建設したいと考え、東京市に「昆虫知識普及館」の建設を申請し、浅草寺脇の土地を貸与される(浅草公園第4区)。こうして、4月21日に「通俗教育昆虫館(つうぞくきょういくこんちゅうかん)」の名で開館した。
川端康成の筆になる『浅草紅団』の中にも「花屋敷と昆蟲館――この二つの小屋が、浅草の家庭的な遊び場として、諸君に知れ渡つてゐるのは、もちろん虎夫婦の寝相のためではない。メリイ・ゴオ・ラウンドの木馬があるからだ」〔『川端康成全集第4巻』新潮社1981年 p.69〕という一節から、施設内での出来事が描かれた。
開館当初こそ人気があったもののすぐに経営は行き詰まり、1918年(大正7年)、根岸吉之助率いる根岸興行部に経営が移った〔時代の証言者 浪曲の聖地を守る 根岸京子.18 読売新聞2014年8月2日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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