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通幻寂霊[つうげん じゃくれい] 通幻 寂霊(つうげん じゃくれい、元亨2年(1322年) - 明徳2年/元中8年5月5日(1391年6月7日))は、南北朝時代の曹洞宗の僧。俗姓は藤原氏。諱は寂霊。道号は通幻。 出身地には諸説あり、豊前国国東郡武蔵郷とするものや、因幡国岩井郡〔鳥取県庁/鳥取県立図書館 郷土人物文献データベース 通幻禅師 2015年10月10日閲覧。〕などがある。 17歳で豊前国大光寺の定山祖禅について出家し、翌年大宰府戒壇院で受戒している。1340年加賀国大乗寺の明峰素哲に、1352年能登国總持寺の峨山韶碩に師事してその法を継いだ。1368年總持寺5世となり、1370年細川頼之の庇護を受け丹波国に永澤寺を開いた。後円融天皇の勅命により洞上の僧録となり、その後再び総持寺に住した。1386年越前国に龍泉寺を開いている。通幻の門下には通幻十哲と呼ばれる優れた禅僧を輩出した。 == 伝承 == 民話「子育て幽霊」の幽霊によって育てられた赤ん坊の後身が寂霊であるとする伝承がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「通幻寂霊」の詳細全文を読む
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