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通度寺 : ウィキペディア日本語版
通度寺[つうどじ]

通度寺(つうどじ、トンドサ)は、大韓民国慶尚南道梁山市下北面、霊鷲山(영축산、ヨンチュクサン)の南麓にある仏教寺院。韓国仏教の最大勢力宗派である曹渓宗大韓仏教曹渓宗)の寺院で、三宝寺院や五大叢林(霊鷲叢林)に名をつらねる。また曹渓宗の第15教区本寺。創建時の宗派は戒律宗(南山宗)だった。仏舎利が安置されていることから、「仏宝寺刹」とも呼ばれる。なお、仏舎利は戒壇に納められているが、本堂(大雄殿)の仏壇には仏像がない。後方の窓を通じ、仏舎利が納められている戒壇を拝む配置になっている。
== 沿革 ==
新羅の僧である慈蔵がで仏法修行して帰国した後、646年善徳女王の命令により創建したと『三国遺事』は伝える。慈蔵は唐からの帰国の際に仏舎利袈裟を持ち帰り、仏舎利を戒壇に納めたと伝えられている。
李氏朝鮮の時代、太宗による1407年(太宗7年)の仏教弾圧の際、存続を許された88寺院の中に曹渓宗の梁州通度寺という名前がある。しかし世宗による1424年(世宗6年)の仏教弾圧の際、存続を許された36寺院の中に名前がなく、廃寺になったようである(朝鮮の仏教#李氏朝鮮時代の仏教弾圧)。
その後、復興したが、日明戦争の際に焼失した。松雲大師によって1603年宣祖36年)に再建され、友雲によって1641年仁祖19年)に再建された。
日本統治時代1911年、寺刹令施行規則(7月8日付)によって、朝鮮三十本山に指定された(1924年以降は朝鮮三十一本山)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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