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通性嫌気性菌 : ウィキペディア日本語版
通性嫌気性生物[つうせいけんきせいせいぶつ]

通性嫌気性生物(つうせいけんきせいせいぶつ)は、そのエネルギー獲得のため、酸素が存在する場合には好気的呼吸によってATPを生成するが、酸素がない場合においても発酵によりエネルギーを得られるように代謝を切り替えることのできる生物である。通常は細菌だが、一部真核生物古細菌も存在する。
通性嫌気性細菌のいくつかの例を挙げると、たとえば、''Staphylococcus''(ブドウ球菌グラム陽性球菌)、''Corynebacterium''(コリネバクテリウム属グラム陽性桿菌)、''Listeria''属(リステリア属グラム陽性桿菌)、大腸菌(エシェリキア属、グラム陰性桿菌)等がある。
真核生物は通常偏性好気性であるが、酵母のように酸素が無い条件で増殖できるものも存在する。
古細菌は偏性嫌気性ないし偏性好気性生物が多いが、''Thermoplasma''、''Acidianus''、''Sulfurisphaera''の3属、及び''Pyrolobus fumarii''''Pyrobaculum aerophilum''は嫌気呼吸に切り替えることができる。
== 関連項目 ==

*好気性生物
*嫌気性生物
*好気呼吸
*嫌気呼吸
*発酵

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「通性嫌気性生物」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Facultative anaerobic organism 」があります。



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