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造礁サンゴ[ぞうしょうさんご]
造礁サンゴ(ぞうしょうサンゴ)とは、サンゴ礁を形成するサンゴのことである。石灰質の大規模な骨格を形成する。 == 分類上の位置 == 造礁サンゴというのは、分類上の名前ではなく、サンゴ礁の形成にかかわるサンゴをまとめて呼ぶものである。刺胞動物のうち、定着性で、骨格を発達させるものを広い意味でサンゴという。骨格には、石灰質や骨質など、その成分にも違いがある。このうち、石灰質の固まった骨格を持ち、ある程度以上の大きさの骨格に成長し、しかもその成長の早いものを造礁サンゴという。造礁サンゴと言われるサンゴは、いくつもの分類群にまたがっているが、最も重要なのは花虫綱六放サンゴ亜綱イシサンゴ目に属するものであり、造礁サンゴの大部分を占め、世界で約800種が現存する。 他に、ヒドロ虫綱ヒドロサンゴ目のアナサンゴモドキ、六放サンゴ亜綱根生目のクダサンゴなども造礁サンゴである。いずれの造礁サンゴも、体内に褐虫藻という藻類を共生させている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「造礁サンゴ」の詳細全文を読む
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