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連作歌曲集 : ウィキペディア日本語版
連作歌曲[れんさくかきょく]

連作歌曲(れんさくかきょく、, )は、各曲の間で文学的・音楽的な関連性をもって構成された歌曲集のこと。
作品全体を通じて統一的な世界が作り出されているため、歌曲集全体を通して上演されることが想定されている。もちろん実際にはその中から1曲または数曲取り出して演奏されることもある。歌詞は同一の詩人によることが多いが、現代作品では、統一モットーのもとにさまざまな詩人の詩人を集め、曲付けすることも多く行われる。一般的にはクラシック音楽の用語だが、類例はポピュラー音楽にも見受けられる。
== 主要な例 ==

* ベートーヴェン:《遥かなる恋人に寄す ''An die ferne Geliebte''》(1816年
* シューベルト:《美しき水車小屋の娘 ''Die schöne Müllerin''》(1823年)、《冬の旅 ''Winterreise''》(1827年
* シューマン:《リーダークライス ''Liederkreis''》(作品24作品39)、《詩人の恋 ''Dichterliebe''》、《女の愛と生涯 ''Frauenliebe und -leben''》(すべて1840年
* ワーグナー:《ヴェーゼンドンク歌曲集
* ブラームス:《美しきマゲローネのロマンス ''Die schöne Magelone''》
* ムソルグスキー:《陽の光もなく》、《子供部屋》、《死の歌と踊り
* フォーレ:《優しい歌 ''La Bonne Chanson''》
* マーラー:《さすらう若者の歌 ''Lieder eines fahrenden Gesellen''》、《亡き子をしのぶ歌 ''Kindertotenlieder''》、《大地の歌 ''Das Lied von der Erde''》
* ツェムリンスキー:《メーテルリンク歌曲集 》、《抒情交響曲
* ヤナーチェク:《消えた男の日記
* シェーンベルク:《架空庭園の書 ''Das Buch der hängenden Gärten''》《月に憑かれたピエロ ''Pierrot Lunaire''》
* ヴォーン・ウィリアムズ:《命の家》、《旅の歌》、《ウェンロックの断崖で》、《海に騎り行く人々》
* ラヴェル:《シェエラザード》《博物誌》《マラルメによる3つの詩 》《マダガスカル島民の歌 》《ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ

* バターワース:《『シュロップシャーの若者』からの6つの歌 Six Songs from ''A Shropshire Lad''》

* ヒンデミット:《マリアの生涯 ''Das Marienleben''》
* ショスタコーヴィチ交響曲第14番《死者の歌》

* ブリテン:《ノクテュルヌ Nocturne》

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「連作歌曲」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Song cycle 」があります。



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