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対日理事会[たいにちりじかい]
対日理事会(たいにちりじかい、、略称:ACJ)は、太平洋戦争に敗北した日本を、連合国が占領するに当たり、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)の諮問機関として設置された日本占領管理機関である〔冨田(2013年)103頁〕。1948年設立のアメリカ対日協議会(American Coucil on Japan, ACJ)とは別物。 == 概要 == 対日理事会は、ワシントンD.C.にあった極東委員会の出先機関として設置された〔。1946年(昭和21年)4月から、1952年(昭和27年)4月までの期間に164回の会合が公開で行われた〔。人員はアメリカ合衆国、イギリス連邦、ソビエト連邦、中華民国の4者の代表で形成され、議長は連合国最高司令官の代理であるアメリカ代表が務めた〔。理事会の任務は、占領下の日本に対する降伏条項や占領管理などのGHQの指令の実施について、連合国最高司令官と協議し補佐することであった〔。 極東国際軍事裁判(東京裁判)にも影響力を持っていたほか、ソ連の斡旋により、日本の総選挙で当時の反動分子(軍国主義者・国粋主義者)が数多く選出された場合には、新議員の資格審査を厳しく行い、場合によっては選挙のやり直しをさせるという決議を採択した。
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