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SCAPIN SCAPIN(Supreme Command for Allied Powers Instruction Note、スキャッピン)とは、連合国軍最高司令官(SCAP)から日本政府宛てに出された訓令。公式には連合軍最高司令部訓令と訳されるが、連合国軍総司令部覚書や対日指令集 (SCAP Instructions、SCAPINs) と呼称されることもある。 == 総説 == 第二次世界大戦の戦後処理において、アメリカ合衆国が主導する連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP、日本では通称「GHQ」)より様々な指令が出された。その内容は検閲(日本における検閲)の規定、国旗掲揚の許可、漁業権の範囲を定めるもの、農地改革、など多岐に渡る。それらの目的は日本から国家主義と軍国主義を一掃することとされている。 基礎的施策を定める指示およびそれを拡充する訓令である指令が1945年9月2日のSCAPIN-1から1952年4月26日のSCAPIN-2204まで出されたほか、行政的(Administrative)な指示「SCAPIN-A」もあった。〔国立国会図書館憲政資料室の所蔵資料 Supreme Commander for the Allied Powers Directives to the Japanese Government (SCAPINs) 〕 日本国との平和条約(サンフランシスコ講和条約)の発効に伴い、一部の特別な協定の結ばれたものを除き失効した。
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