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連接台車[れんせつだいしゃ]
連接台車(れんせつだいしゃ)とは、鉄道車両において車体間に設置して2つの車体を支える台車を言う。 小型軽量の車体を列車に編成する方法だったが、1990年代以降、より小型の車両に、より合理的な方法が実用化され、連接台車を使用する条件が狭められ、世界的に採用が減っている。 == 定義 == 連節車を実現する一手法であり、2つの車体の間に設けられた鉄道車両の台車を指す。日本工業規格(JIS)では、「2個の車体の一端を1個の台車で支持し連結している車両」を「連接車」と規定している。このため話し言葉では区別できないが「連接車」と「連節車」の表記を区別している。連節車は運用中に分離可能な連結器を使わずに、半永久的、直接的に車体同士を関節構造で接続した列車のこと全般である。関節車と称している事例も存在する〔1935年の鉄道省内での業務研究資料において、「関節式新電車ニ就イテ」と題する構想が発表されている。(福原 (2008) p.167)〕。したがって連接車は連節車の一部と言えるが、連接台車を採用している列車を連接車、連接台車を用いない列車を連節車と表記する場合が多い〔前橋(2008) p.27図2〕。 まとめると「連接台車を用いる」列車は「連接車」「連節車」「関節車」のいずれも使えるが、「連接台車を用いない」列車は「連節車」か「関節車」を用いるべきとなる。 近年はLRVを中心に台車を持たない「浮き車体」と「単一台車付き車体」を直接に連節したり、「単一台車付き車体」同士を直接に連節している。これらは車体間接続に全く台車を介在させない「連節車」である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「連接台車」の詳細全文を読む
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