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連接棍棒 : ウィキペディア日本語版
フレイル

フレイル(''flail'')は、連接棍(れんせつこん)もしくは、連接棍棒(れんせつこんぼう)と訳される、柄の先に鎖などで打撃部を接合した打撃武器の一種。元々は、農具で穀物脱穀に使われていた穀竿が原型となっている。
== 武器の形態と特徴 ==
柄となる長い棍棒と、穀物と呼ばれる打撃部分、それらを接合する継手(つぎて)から構成される。継手には鎖や金属環が使われるが、皮や紐を使用したものもある。多くのフレイルでは穀物は柄と一対一組になっているが、複数の穀物を一つの柄に繋いだ物もある。特に穀物が棒状のものをフレイルとし、球形の穀物と長い継手をもった種類をモーニングスターと呼び区別する場合もある。
穀物の柔軟性のある動きが武器として大きな特徴となっている。柄を持ち振り回して叩きつけることで穀物は継手を軸として加速される。それにより高い打撃力を生み出すと同時に、防御しづらい攻撃ともなっている。ただしこの動きは短所でもあり、普通の殴打用の棍棒類と比べて扱いが難しく、操作を誤ると周囲や自分自身すら傷つけることもある。特に継手を長くすれば威力はあがるが扱いはより難しくなる。また、その武器としての構造上、集団での密集戦法や乱戦には不向きと言える。
このような打撃武器は頑丈な鎧を身に着こんだ相手にもダメージを与えることができる。フレイルはフス派のような農民軍が騎士に対抗する際重要な役目を果たした。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フレイル」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Flail (weapon) 」があります。



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