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連邦軍指揮幕僚大学校 : ウィキペディア日本語版
連邦軍指揮幕僚大学校[れんぽうぐんしきばくりょうだいがっこう]

連邦軍指揮幕僚大学校(れんぽうぐんしきばくりょうだいがっこう、ドイツ語Führungsakademie der Bundeswehr略称FüAkBw)は、戦力基盤軍全軍局隷下の参謀養成学校。ドイツ連邦軍全軍を対象とした参謀将校養成学校で1957年5月15日にバート・エムスにて設立される。翌1958年にハンブルク=ニーンシュテットエンへ移転する。
== 概要 ==
入校許可が与えられた将来の幕僚候補士官に対して連邦軍全軍の枠内で候補生に対して最適化された教育訓練を施す。
この目的のために指揮幕僚大学校は一般幕僚活動および海軍幕僚活動(国軍の一般要員と同様に国際関係に基づき外国軍からも受け入れる)の二つの異なる教育課程(ワークショップ)を用意している。国立課程(LGAN、北大西洋条約機構加盟国と欧州連合加盟国の士官を含む)は2年間に及ぶ。参加者は通常大尉または少佐である。教育課程の年間業務の一環で課程受講生は科学をテーマに取り扱う。毎年、特に優れた作品はクラウゼヴィッツ学会で評価される。
1962年以降、NATO加盟国軍の参謀将校の教育訓練を受け入れ始める。このための「国際参加一般幕僚海軍幕僚(LGAI)」課程は10ヶ月間に及ぶ。課程最優秀者にはホイジンガー将軍賞が授与される。参加者の選抜は連邦国防省および各国の外交レベルでの推薦もしくは投票で選ばれる。
1962年から1997年までにハンブルクでのLGAI課程で80カ国以上から800人以上の参謀将校の教育を施した実績がある。定期的に、外国軍人の一般幕僚海軍幕僚課程修了者がその出身国軍おいて国軍の指導的立場に就任することがある。
さらに、指揮幕僚大学校では「幕僚士官課程(SOL)」があり、参加条件を満たす階級は少佐、大尉または中尉が指定されている。
LGAN非参加士官は大隊・連隊級幕僚向けの「指揮幕僚先進的訓練課程(SFL)」が用意されている。
2004年から課程教育に選抜士官の参加数は次の配分比率を取り入れる。全軍の内LGAN参加者が17%、残りの83%がSFLを通過する。
広範囲に及ぶ講義の申し込みは大学校を通じて一巡して受け付けられている。国際連合委任による活動の枠組みで行われる指揮幕僚である英語で開催される「国際連合参謀将校課程(UNSOC)」にドイツ人枠での申し込みについては本校修了者から選ばれる。
1999年以降、指揮幕僚大学校は大部分が最新技術で構成されたコンピューターを利用する演習センター(マンフレート・ヴェルナー・センター)が設けられる。また、各軍種ごとに分かれる幕僚活動を統合する目的で、いわゆるCAXと称される指揮支援コンピューターを開発して新しい基礎の上で支援される。
指揮幕僚大学校は批判に晒される。1997年、当時よく知られる極右活動家でホロコースト否認を持論として持つマンフレート・レーダー:de:Manfred Roeder)による「''ケーニヒスベルク地域のロシアからドイツへの返還''」と題した講義を1995年に実施していたことが明らかとなった〔ドイツ連邦共和国歴史博物館 1997年表 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「連邦軍指揮幕僚大学校」の詳細全文を読む



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