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進歩のための同盟(しんぽのためのどうめい、Alliance for Progress、スペイン語:Alianza para el Progreso)とは、アメリカ合衆国とラテンアメリカとの経済協力関係樹立とキューバ革命に端を発する域内の共産化の阻止〔「進歩のための同盟」 政策化の過程とその意図 江原裕美 帝京大学 総合教育センター論集〕を目的として、ジョン・F・ケネディアメリカ合衆国大統領が1961年に提唱、1973年に事実上破綻した同盟。プエルトリコ知事のは、ラテンアメリカ問題についてケネディへ密に助言していたことから、同計画の調整役を命じられている。 == 起源と目的 == 合衆国政府はドワイト・アイゼンハワー大統領在任中の1950年代末より、ラテンアメリカと密接な外交関係を築きつつあった。1961年1月20日アイゼンハワーに代わって大統領に就任したケネディは同年春、ラテンアメリカに対する次のような10カ年計画を提案することとなる。 計画は1961年8月、ウルグアイのプンタ・デル・エステで開かれた会合にて調印。宣言で掲げられた取り組みは以下の通りである。 *資本当たりの収入を年率2.5%引き上げる *民主的政府の樹立 *1970年までにどの成人も読み書きが出来るようにする *物価の安定に努め、インフレーションやデフレーションを回避する *より公正な富の分配や土地改革 *経済及び社会計画〔 p. 150-152〕 まずラテンアメリカ諸国が10年間で800億ドルの資本を投資することを求め、合衆国が200億ドルを提供、保証することに同意〔。その後ラテンアメリカ側は、参加国に国内の包括的な開発計画を作成することを求めた。これらの計画は、専門家による諮問委員会が提出することとなる。税制改革については「富裕層からより多く取る」よう変更され、ここにおいて土地改革が完了した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「進歩のための同盟」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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