|
遊漁船業務主任者(ゆうぎょせんぎょうむしゅにんしゃ)とは、遊漁船に乗務して利用者の安全の確保、漁場の選定など定められた業務を行う責任者である。遊漁船業の適正化に関する法律で遊漁船業務主任者の選定が義務付けられている。 == 遊漁船業務主任者の業務 == 遊漁船業の適正化に関する法律に基づき、遊漁船業務主任者は利用者の安全の確保及び利益の保護並びに漁場の安定的な利用関係の確保のために、遊漁船業者は必要な知識と能力を備えた遊漁船業務主任者を選任して、利用者の安全管理等の業務を行わせなければならないこととされる。 (1)遊漁船における利用者の安全管理を行うこと。 (1)利用者の安全確保のために利用者が遵守すべき事項の説明や指示をすること、(2)釣りをする場所や姿勢など安全に水産動植物を採捕する方法についての指示をすること、(3)遊漁船上や磯等において利用者が安全に採捕していることの確認をするこ、(4)磯等へ案内した場合、この磯等から帰航する際には利用者全員が乗船したことを確認することなど、遊漁船における多様な利用者の安全管理を行う業務をいう。 (2)漁場の選定を行うこと。 気象や海象の状況、漁場での状況などを総合的に判断し、利用者の安全が図られ、また、利用者が適正に水産動植物を採捕しうる漁場を選定することを内容とする業務である。遊漁船業務主任者が漁場を選定し、それに基づき遊漁船を当該漁場に向わせることになる。 (3)適正に水産動植物を採捕するために必要な指導及び助言を行うこと。 遊漁船において利用者に対して法第15条に基づく水産動植物の採捕に関する制限又は禁止、漁場の利用に関する制限の内容を周知するための指導及び助言を行う業務である。 (4)事故が発生した場合などにおける連絡責任者との連絡を行うこと。 事故等の緊急事態が発生した場合に、連絡責任者に連絡を行う業務である。 (5)その他遊漁船の利用者の安全の確保及び利益の保護並びに漁場の安定的な利用関係の確保に必要な業務を行うこと。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遊漁船業務主任者」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|