翻訳と辞書
Words near each other
・ 過って
・ 過つ
・ 過ほう酸ナトリウム
・ 過インスリン血症
・ 過イ生
・ 過カルシウム血
・ 過カルシウム血症
・ 過カルボン酸
・ 過キセノン酸
・ 過キセノン酸塩
過ギ酸
・ 過コルチゾール症
・ 過コレステリン血症
・ 過テクネチウム酸
・ 過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液
・ 過テクネチウム酸塩
・ 過ハロゲン化
・ 過ハロゲン酸
・ 過フッ化炭化水素
・ 過マンガン酸


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

過ギ酸 : ウィキペディア日本語版
過ギ酸[かぎさん]

過ギ酸(かギさん、Performic acid, PFA)は化学式 CH2O3、示性式 HCOO2H で表される有機化合物である。不安定な無色の液体であり、ギ酸過酸化水素を混合することで生成する。酸化力・殺菌力があるため、医療・食品産業において用いられる。
== 性質 ==
アルコールエーテルベンゼンクロロホルムや、他の有機溶媒に可溶〔〔。強い酸化力はタンパク質ジスルフィド結合切断に用いられるほか、有機合成においてエポキシ化ヒドロキシル化などの酸化反応にも用いられる〔Pradyot Patnaik A comprehensive guide to the hazardous properties of chemical substances , Wiley-Interscience, 2007, ISBN 0-471-71458-5, p. 128〕。医療・食品産業においては殺菌力が利用される。ウイルス細菌胞子藻類菌類マイコバクテリウム属動物プランクトンなどを含む微生物全般に有効である。分解すると二酸化炭素酸素・水となり、有害な物質が発生しないため広く用いられる〔。殺菌速度は過酢酸・過酸化水素などよりも速い〔。主な欠点は反応性が高いことで、合成後12時間以内に用いなければならず、また、加熱すると危険である〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「過ギ酸」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.