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過マンガン酸塩(かまんがんさんえん、permanganate)とは、酸化数+7のマンガンのオキソ酸の塩に対する総称である。いずれも酸化力が非常に強いので酸化剤として用いられ、無機・有機化学用酸化剤、漂白剤、医療用殺菌剤などとして使用される。尚、遊離酸としての過マンガン酸は単離されていない。 == 性質 == 遊離酸としての過マンガン酸は単離されておらず、固体の過マンガン酸カリウムを濃硫酸と混合すると、粘稠で爆発性のある、非常に危険な酸化マンガン(VII) (Mn2O7) を生じる。また、水溶液も高濃度では不安定で分解しやすい。このため、いわゆる「硫酸酸性過マンガン酸カリウム水溶液」を調製する時には、必ず低濃度の過マンガン酸カリウム水溶液と希硫酸から調製する必要がある。 過マンガン酸カリウム溶液に過剰のアルカリ (OH-) を加えると緑色のマンガン酸イオン (MnO42-) を生じる。 このように過マンガン酸塩溶液は、黒色の酸化マンガン(IV) (MnO2) への変化を含めマンガンの酸化数に応じて種々色調を変えるため、「カメレオン液 (chameleon solution)」と呼ぶこともある。 多くの無機・有機化合物に対して酸化剤として作用する。酸性水溶液中で最も酸化力が強く、中性またはアルカリ性水溶液では酸性に比べ酸化力は減弱する。 また過マンガン酸イオン MnO4- は正四面体構造であり、可視部に吸収帯を持つ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「過マンガン酸塩」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Permanganate 」があります。 スポンサード リンク
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