翻訳と辞書 |
過リン酸石灰[かりんさんせっかい] 過リン酸石灰(かリンさんせっかい)とは、リン酸肥料の一種。過石と略称される。灰褐色に見える粉末状の物質である。 == 歴史 == 1840年、化学肥料の父とも言われるリービッヒが従来肥料として使われていた骨粉に硫酸を作用させると肥料としての能力が増すことに気づく。なお、骨の主成分はリン酸カルシウム Ca3(PO4)2である。1841年には植物の成長にリンが必須であることを証明している。 ほぼ同時期、イギリスのギルバート (J.H.Gilbert) とローズ (J.B.Lawes) も植物の栽培実験により、土壌中の無機物が植物の生育に欠かせないことを示した。ローズは肥料の工業化を試み、早くも1843年にはリン鉱石に硫酸に加える肥料工場をロンドン近郊に建設した。 日本国内では1886年に高峰譲吉がローズの設備を再現しようと試み、1888年から量産が始まっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「過リン酸石灰」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|