翻訳と辞書
Words near each other
・ 過酷事故
・ 過酷試験
・ 過酸
・ 過酸化アセチル
・ 過酸化アセトン
・ 過酸化アセトン製造法
・ 過酸化ウラニル
・ 過酸化ウラン
・ 過酸化カリウム
・ 過酸化カルシウム
過酸化クロム
・ 過酸化クロム(VI)
・ 過酸化ストロンチウム
・ 過酸化ナトリウム
・ 過酸化ナトリウム試液
・ 過酸化バリウム
・ 過酸化ベンゾイル
・ 過酸化マグネシウム
・ 過酸化リチウム
・ 過酸化亜鉛


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

過酸化クロム : ウィキペディア日本語版
過酸化クロム(VI)[かさんかくろむ ろく]

過酸化クロム(VI)(かさんかクロム ろく、)は化学式が CrO5 と表されるクロム過酸化物である。酸性過酸化水素水にクロム酸ナトリウムのようなクロム酸塩を加えることによって得られる不安定な化合物である。過酸化クロム(VI)が生じると、一般に黄色のクロム酸塩は暗青色〜暗茶色に変化する。金属クロム酸塩は過酸化水素水および酸と反応して、過酸化クロム(VI)と水、酸の金属塩を与える。
: M2CrO4 + 2 H2O2 + 2 H+ → CrO5 + 3 H2O + 2 M+
数秒後に過酸化クロム(VI)は分解し、クロム(III)が生じて溶液は緑色になる〔Holleman, Arnold F.; Wiberg, Egon; Wiberg, Nils; (1985). "Chromium" (in German). Lehrbuch der Anorganischen Chemie (91–100 ed.). Walter de Gruyter. pp. 1081–1095. ISBN 3-11-007511-3." 〕。
: 2 CrO5 + 7 H2O2 + 6 H+ → 2 Cr3+ + 10 H2O + 7 O2
CrO5 中のクロム原子は、オキソ配位子1つとペルオキソ配位子2つの、合計5つの酸素原子と結合している。
== 誘導体 ==

ビピリジル錯体、ピリジル錯体やエーテラートとして安定化された過酸化クロム(VI)は、有機化学において効果的な酸化剤となることが発見された。ピリジル錯体の構造は結晶学的に決定された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「過酸化クロム(VI)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chromium(VI) oxide peroxide 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.